クロノクロックをやりました。

このブログ完全にエロゲーの感想場所になってるが気にしてはいけない。

 

今回クリアしたのは、こちら

クロノクロック

発売日は、2015年4月24日。

ハピメアにハマってしまいパーブルソフトウェアということで買ってしまいました。

(ハピメアをやったことがない人は今すぐやりましょう。舞亜ちゃんが最高です。)

ちなみに最新作のアマツツミも予約して購入したのでそのうちやります…。

以下、内容についての感想(ネタバレあり)

 ジャンルは、5分巻き戻す恋のADV

基本的なストーリーとしては、

御曹司の主人公が祖父の遺品である懐中時計を手に入れたことにより

“5分限定で過去へのタイムスリップ”する力を手に入れる。

(ちなみに、1時間に1回限定で使い方は時計を壊せばよい)

時計の精霊であり、時間の神クロノス(通称:クロ)と出会い

何に力を使うのかと問われて

彼女をつくるためと答える。

そしてこの力を使い脈ある女の子を探しているときに事件へ巻き込まれる。

てな感じの学園ドタバタ恋愛物語です。

ヒロインは4名+1名+1名の計6名です。

 

全体的な感想ですが

・どのキャラも個性的ですが、どのルートでもその個性が死にません

(ちなみに物理的に死ぬケースがありますが、5分前に戻れる力で回避されるのでご安心を)

・個別√に入る前のプロローグにこの作品の50%が詰まっています

こんな感じでしょうか。

プロローグだけではなく個別ルートもいいのですがこのプロローグがあるからこそ生きてきます。

ハピメアの頃からそうですが、本当に作品の完成度は高いです。

 

以下、個別√

 

・城ノ内真琴

作品的にはメインヒロイン

ヤクザの組長の娘

クラスでは“普通の女の子”演じているが所々表現がヤクザである。

(身体的には最強)

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義理と人情に厚く男気を感じる一方で、女の子の気持ちを認識していない。

(恋愛や恥じらい、そしてほかの女子への嫉妬心等々)

 

ストーリーとしては、

相思相愛であり告白さえすれば完璧というタイミングで事件が起きる。

真琴も“ロキノクロック”という時計を手にするのである。

(不完全なため、クロによると意志と呼べるようなものは存在しない)

主人公とクロは、試作品と認識するが実は失敗品。

ちなみに能力は、“瞬間移動と変身”

(瞬間移動はなぜか服が脱げる。)

任侠大好きな真琴は、悪党退治を始めるのだが副作用がありそれが事件を引き起こす。

そして主人公は、告白するためと事件を止めるために真琴に一世一代の勝負を申し込むのであった。

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まさに、ラスボスである。

(なぜクロが真琴と一緒にいるのかは、秘密です。)

 

このシナリオで真琴は、初めて恋や女の子らしさ、そして嫉妬心を経験して成長していきます。

(プロローグで主人公が成長したように…)

なので、彼女にとってはこれでお終いではなく始まりなのです。

(これが後のシナリオに影響します。)

攻略的には、一番最初がオススメかもしれません。

 

・安藤美咲

メインヒロイン2

安藤建設のお嬢様

(ただし、主人公の会社の下請け格下)

努力家がであるが不器用でもある。

秀才だけど一番にはなれないタイプです。

満とみうの親友でもある。

(主に満に遊ばれてみうがツッコむ)

そしてなにより

ツンデレデレデレである

(とても可愛い)

真琴と対照的で女の子であるし、主人公に対して誰よりも愛情・好意を表現している。

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びしっ!って声に出しちゃうしとても可愛い。

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本当にこの生き物はかわいい。

 

ストーリーとしては、主人公が告白するが待ってほしいと言われてしまう。

ヴァイオリンのコンクールで優勝するためそれが終わってから返事をしたいと…。

だがちょろくてデレデレわん子の美咲とイチャイチャする日々を過ごす。

そんな中、主人公の妹であり親友の満の演奏を聴き圧倒されるが自分のために主人公のために、演奏に必要な“心”を学ぶ。

しかし、主人公を賭けて満も出場することになり最大のライバルとして立ちふさがることになる。

さらに、コンクール近くにとあることで怪我をしてしまう。

主人公のために、自分自身のために怪我を押してコンクールに挑むのであった…。

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まさしく、イチャイチャ文系スポ根ストーリーです。

本当に美咲は可愛いです。

みうや満との1年生3人組みの掛け合いは、とても面白いです。

(これだけでも買う価値があります、地団駄を踏む美咲可愛い)

不器用ですけど、本当に頑張り屋でまっすぐな子です。

誰よりも情熱的で偏執的なまでに主人公に愛する彼女。

親友やヴァイオリンにも同じように愛して努力できる彼女。

だってそれは彼女にとって全てであり、彼女自身であり切り離せないほど愛おしいものだから。

 

どのルートでも主人公や親友たちが大好きで何事にも一生懸命な彼女を見てあげて下さい。

(どのルートでもヴァイオリンは一生懸命練習しています。)

攻略的は、真琴の後か前がオススメです。

(対比的に見れるので)

または、満の前か後でもいいかもしれません。

彼女たちの信頼関係が見て取れます。

(弄ばれる美咲も見れます。)

 

・沢渡満

主人公の妹

幼いころの高熱で両目が見えないが、その代り音や感覚で空間把握ができる。

むしろ、そんな不自由すら感じさせないほど万能。

通称:魔王

みうと美咲とは親友。

美咲で遊ぶのが趣味。

そして、ブラコンで絶対的な兄の味方。

(このメーカーの妹は何時も最強である)

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兄が大好きだが妻になれないこと等をわきまえているあたり、自分の好きという感情よりも兄の幸せが何よりも大事と考えている。

兄の幸せ=自分の幸せ

(むろん、兄の幸せが自分と添い遂げることであることだと思ってやまない)

ただし、猛烈にアタックはする。

 

ストーリーとしては、彼女への好意を否定できずまた自分自身が好意を抱いていることを満に告げる。

その結果、興奮した満に押し倒されてしまいなんとか逃げるために時計の力を使おうとするが満に止められて二人で不完全な形で壊してしまう。

時間が戻るのではなく、小さい女の子ーミチルを呼び出してしまう。

ミチルはミチルと名乗り主人公を知っていて尚且つ満の幼いころに似ていたため、過去の満ではないかということになる。

(クロ曰く、その可能性も否定はできない、元に戻すに時計が自己修復するまで待てばよいとのこと)

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奇妙な三角関係で、日々を過ごしていくことになる。

その関係は、何時しか親と子供のような不思議なでも暖かいものとなる。

その日々は、充実したものであった。

満の誕生日に、花を摘んできたミチルは主人公と一緒に満へ手渡そうとするが満はミチルを認識できなくなっていた。

それは、時計が直り別れの時が近づいている証拠だった。

そして時を同じくして、主人公はミチルが満の幼いころではなくもう一つの可能性であることに気付き始めていた…。

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感動親子物語。

たぶん、ミチルが登場しなかったらもっと快楽的なお付き合いになっていこと間違いなし。

この出会いを通して満は、感情をより表に出せるようになりました。

一番泣けるお話です。

ちなみに、どのシナリオで満は主人公の絶対的な味方です。

妹が強いのはもう恒例ですね。

 

 

・D・D(ドロシー・ダヴェンポート)

金髪留学生

(巨乳ではない。残念)

留学の目的は、許婚?である主人公へ会いに来た。

沢渡家に居候としてメイドをすることになる。

なぜか、クロを見ることができて話すことができる。

片言な日本語を話すがキャラづくりで、普通に日本語を話せる。

向日葵のように明るくて積極的だが、趣味は内向的でオタク

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ストーリーとしては、彼女と日々過ごす中で許婚としてではなく一人の女性として好きになった主人公。

当然その想いを伝えれば、彼女は絶対了承してくれると思い伝えるがなんと断れてしまう。

彼女は、主人公へ秘密にしていたことがあった。

それは、不治の病を患っていることそしてもう長くはないこと。

(クロ曰く、彼女は半分以上こちら側(今という時間軸から出てしまっている)の住人。つまり、もうすぐこの世の人ではなくなる。だから、クロを見ることができたと)

主人公と出会い、憧れていた恋を経験して知ってしまったが故に付き合えないと残される主人公を不幸にできないと…。

5分の時間移動では、どうにも出来ない壁と彼女の正しく揺るぎ無い意志を尊重して諦める主人公。

だが、満に言われてしまう兄様は正しいけど間違っているとその正しさは誰にとって正しいのかと。

そしてもう一度主人公は立ち上がるかけがえのない親友たちと妹と大好きな彼女のために…。

この夏に後悔しなかったことを後悔しないために…。

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こちらもとてもいいストーリーです。

結果がどうなったのかはぜひやってみてください。

唯一このシナリオ内でDDが時計の所有者ではないのにクロを認知できる理由が明かされます。

また彼女は、唯一プロローグの最中に登場しません。

ただあの経験無くしては、この恋はありえなかったと思います。

つまるところ、主人公の成長が物凄く反映しているシナリオになります。

 

 

次は、裏ヒロイン

 ・クロ(クロノス)

時計の精であり、時間の神

所有者のみ会話できるが触ることは出来ない。

ふわふわ空中に浮いているため幽霊だと思われる。

趣味が人間観察でよく“ものれーる”に乗ってずっと回って過ごしている。

(所有者の近くに居なければならない決まりはないそう。)

今までのご主人とは違い、彼女を作るためや人助けのために力を使うご主人を変わった人物だとして興味を持っているし気に入っている。

(ちなみに先代の所有者である祖父は金もうけのために使った。クロ曰く、人として有り余る財を他人から奪ったのだと。)

主人公のよき相談相手でありまたアドバイスもくれたりするし助けてくれることもある。

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上記4名をクリアすると▶REPEATというシナリオが選べるようになります。

 

ストーリーとしては、主人公は彼女が出来て楽しい日々を過ごしていたある日、夕焼けの中モノレールで彼女との幸せな日々に満足して軽く口に出した言葉が「死んでもいいや」と…。

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ならば、話は早いと声がしたのちに世界の時間が止まり、時計の神クロノスが現れる。

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それは、クロでありクロではない存在であった。

理由は不明だが、時間のズレを引き起こした主人公を殺そうとする。

その時、主人公の知っているクロに救われる。

ただし、時間は時計を手に入れたあの日に戻っていた。

ヒロインたちは、みな付き合っていた時の記憶を持っている。

(なぜか鈴木みうだけ付き合ったことがない)

そして何より、クロが人間になっていたのだ。

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彼女たちと付き合っていた記憶も持ちながらも彼女(誰かは不明)と一緒に夕方モノレールに乗ったら殺されることがわかったいたため誰れとも付き合うことできない。

呼吸の仕方すら知らなかったクロに、主人公は人の生きる喜びや悲しみを教えていく。

そんな中、主人公はクロに好意を抱いていることに気付くまた、クロ自身も好きという感情に興味を持ち始める。

その気持ちを伝えたら自分は殺されるけれども、それでも主人公は決意する。

クロは、主人公を思いを一度は遂げた彼女たちからそれぞれの形で思いを伝えられる。

人を好きになるってどういうことかと…。

主人公は思いをクロに告げて、クロも恋を知ることになる。

そして、夕方のモノレールに乗り込む。

クロのために、全ての決着をつけるため…。

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クロがとても可愛いシナリオです。

あれだけ神様やってたのにいざ人間になるとこうなるとは…。

なぜクロノスが主人公を殺そうとしたのか。

なぜクロが人間になってしまったのか。

どうしてみうとは付き合った記憶がないのか。

(このシナリオである言葉言われてそれが最後のカギになります。)

 その辺はぜひプレイをしてみてください。

なぜ真琴と美咲をメインヒロインにしたのかは、このシナリオで分かります。

そして、このクロが最高に可愛いです。めでたしめでたし。

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そして、最後は真のメインヒロインです。

 ・鈴木みう

飛び級天才少女

満と美咲とは同じクラスで親友

極度のあがり症で男の人とまともに会話できない。

主人公の友人である秀二が好き。

一方で、前向きさと勇敢な心持っていて“未来”を見ている人。

(クロ曰く、多くの人は“過去”を見ているがゆえに失敗を恐れてこの力を使う。ごくまれに、みうみたいな人間がいて彼女は“未来”を見ているので失敗を恐れないし失敗は成功までの道行でしかないからこの力をきっと使わない。)

 

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 そして彼女との出会いが始まりであり主人公は初恋と失恋を経験して本当の恋を知ることでこの物語は幕を開ける。

 

きっかけは、主人公が脈あり女の子さがしのために力を使い日々を過ごしていたある日、空から女の子が降ってきた。

慌てた主人公は力を使い5分前に戻り屋上を目指して屋上の扉を開けた――。

そこで待っていた光景は、なんと鈴木みうが主人公の友人(秀二)に告白する瞬間だった。

どうやらあがり症の彼女が緊張で飛び降りてしまったようだが、今の時間では単に告白を邪魔しただけになってしまった。

その贖罪として、みうの告白を手伝うために恋人ごっこを始める主人公。

そんな中で、みうから言われる言葉は主人公にとって衝撃だった。

「人を好きになるのに、理由なんて必要なんですか?」

「後悔しないってことは、何も自分で決めない選ばないってことじゃないですか?」

「いつの日か後悔しなかったことを後悔したくはないんです」

彼女に徐々に惹かれる主人公。またみうも主人公に惹かれていた。

そして、あれから一週間後の再度告白する当日。

みうが告白する直前、主人公は迷う。

もし5分よりももっと前に戻せたなら時間を戻してみうと…。

みうの努力を否定できなかった主人公は時計を壊せなかった。

告白はしたがそれは好きでしたとこの一週間で色々と気付いたと。

そして主人公にこう言う

「いつか迎えに来て下さい」と…。

ここが終わり。だからここが始まりと…物語が始まる。

はじまりはじまり

 

とここまでがプロローグなのです。

そして4人とクロの物語を過ごしてもう一度あの日告白の日を迎えます。

 

今度は、時計壊して時間を戻そうする主人公。

そして時計を壊そうと力を入れるが…。

ここが始まりで、ここが最後。

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めでたし、めでたし。

 

以上。

最初にも記載しましたが、作品の完成度としては非常に高いと思います。

 

システム的には、ハピメアとほぼ同様で不快感を感じることはありません。

またもう一つの特徴がHシーンはクリア後にシナリオとしてプレイできます。

この作品は、恋するところまでに割と主眼が置かれているのでいいと思います。

(むしろ、作品のテンポが良くなってる気がします。)

 

あと、音楽も素晴らしいです。

(個人的には、ハピメアの方が好きかな。)

 

ループ系ですが何回も同じシーンが繰り返されない当たりストレスを感じないのも良いところです。

 

最新作のアマツツミを購入済みなので、期待します。

ちなみに、パーブルソフトウェアはグッズも素晴らしいので是非。

(僕はハピメアモデルの時計を予約しました。)