カサブランカの蕾をやりました。

個人的に転勤したり仕事が変わったりとバタバタしていました。

やっと落ち着きましたが、都心に戻りたいです。

そんな中クリアしたゲームは、こち

http://moresoft-info.jp/dolce/casablanca/

タイトルは【カサブランカの蕾】

発売日は、2017年5月26日になります。

珍しく最新のゲームをやりました。

MORE社の最新ブランド「DOLCE」の処女作になります。

MORE Official Web Site

以下、内容についての感想(ネタバレあり)

 ジャンルは、恋愛ADV。

キャッチコピーは、「白い花を黒に染めろ」

(この時点で不穏な雰囲気を感じますね…)

トーリーは、

恋する相手(平山ミク)にフラれて傷心する中、思わぬ相手(椎名ユリ)から告白されてそのまま付き合ってしまった主人公。

まだ心の中でミク思っていながらユリと付き合うことに背徳感を覚えてしまう。

そんな不安定な心の隙間に生じた、一時の過ちをクラスメイトの四條カナに見らてしまう。このことがきっかけでユリミクカナの3人と関係を持つことになる。

背徳的で、破滅的で、異様な4人の関係。

心に芽生えた真っ黒なカサブランカの蕾はまだ開かない…

 

これだけ聞くとハーレムっぽいですがそんなものではないです。

どす黒い男女の付き合いのお話です。

(NTRや普通に彼女から捨てられるのが嫌いな人は向かないです。)

 

全体的な評価としては、

個人的には結構好きな作品ですが評価はかなり割れると思います。

良い点

・非道徳的なお話ですが、ご都合主義じゃないところ

(教室でセックスしたら普通ばれて退学させられるよねみたいな点)

・女子同士の駆け引きが面白い

(みんな仲良くではないのが良いですね)

悪い点

・最後はヒロイン誰ともまともに付き合いません

(もう一度言いますが付き合いません。エロゲー的なハッピーエンドはないのです。)

・背徳的なプレイ内容と絵柄一致しない

(作画はかなり可愛いのですが、もう少しエロさが個人的には欲しいです)

 

という感じになりますね。

あと主人公含めてヒロインも基本狂人です。サイコパスです。

僕はここらへんも含めて結構楽しめましたがやはり人を選ぶと思います。

普通のエロゲーをやってるからこそ楽しめる作品ではないかと思います。

(こんな作品ばかりだったらしんどいです…)

 

あと個別√は、結果と秘密の暴露だけみたいな内容なので基本共通ルートがメインになります。

 

以下、個別√

平山ミク

主人公の憧れの相手

一度は告白するがある理由でフラてしまう

おしとやかな性格で気品のある女の子

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めちゃくちゃ良い人に見えるじゃないですか?

こんな女の子の靴下を盗んで自慰行為する主人公は死んだ方がいいと思うじゃないですか?

残念なことにただのサイコパスです。

(靴下の件も、罠でした…)

彼女だけは、黒く染められたわけでは無く最初から真っ黒です。

彼女が主人公をふった理由は、

「他人のものでない人に、興味がないんです」

要するに、自分を愛してくれる人ではなく他人を愛しているけど私も愛してくれる人が好きとのこと。

そのため、ユリと付き合い始めて初めて主人公に対して好意を持ち行為に及び始めたことになります。

最後は、ユリと別れて告白してきた主人公をゴミのように使い捨てます。

(主人公はミクに嵌められて退学処分を受けます。たぶん社会的に死んだので自殺したのではと思います。)

そして、最後のセリフがこち

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本当に外道な人間ですが本人はまったく悪いことをしたとは思っていません。

そして何より、策士なので主人公が混乱していく最大の原因になります。

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このセリフも実際に嘘ではないあたりが本当に策士です。

彼女自身も嘘は言っていなくて少し面白く着色しているだけと話していますしね。

ただ、終盤はユリが壊れていくカナは関わらないでと突き放すのでミクに助けを求めていく主人公の気持ちも分からなくもありませんが…。

 

四條カナ

運動好きで悪戯好きなクラスメイト

ただ割と飽き性なところがある。

悪戯と称してとんでもない要求を主人公にしてくる。

(ミクの靴下で教室自慰行為やユリとの性行為を学校でして撮影して来い等々。)

今回の物語の事件を作り出すことになる。

まぁ、狂ってるんですがねこの人も。

(ただ、イジメを受けている点も含めればまぁって感じですかね。)

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がしかし、他のヒロインと主人公がサイコパス過ぎて割と真面に見えてくる。

彼女に関して言えば、唯一のこのゲームで真面目に成長した人間ではないだろうか。

まぁ、主人公にレイプされて処女失うんですけどね。

(この点に関しては、自業自得である面もあるのでなんとも)

彼女の個別√でも最終的には、付き合う描写はなく共犯者として歩んでいく姿が描かれています。

この√は、唯一ユリが救われている気がしますね。

いやまぁ、フラれたことには違いないですし弄ばれたことも事実なんですがね…。

 

 

 

椎名ユリ(メインヒロイン)

 主人公の彼女

テニス部の所属で練習中に時折見る写真を撮っていた主人公に惹かれるようになった。

人当たりもよくて優しく清純系な女の子

主人公がミクやカナとも関係を持っていることも知らずに純情に主人公を愛していた。

また、主人公が強要する背徳的な行為も受け入れてくれていたため主人公は、自分のどす黒い感情で彼女が穢れていくことに背徳感と性的興奮を感じていた。

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まぁ、この娘が一番狂ってるんですけど最後には

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このセリフがとても大事なものになるとは思いもしなかった訳ですが…

実は、ユリも主人公と同じで背徳感を覚えながら付き合っていました。

なぜなら、平山ミクと主人公の距離が近くなったため、彼女を追い落とすために嘘の話で彼女をクラスから孤立させていました。

つまるところ、突然ではなく断られて憔悴していた主人公を計画的にゲットしたことになります。

この時から感じていた黒い感情が主人公に伝染した。

要するに、染められて養分にされたのは主人公で黒い花を咲かせたのは彼女

ミクやカナとも行為に及んでいたことを写真で知っていたし、写真をクラスに貼ったのも彼女。

(ミクは自分が貼ったと言っていましたが、カナ√も踏まえればあれは主人公をより堕とすためのフェイクでしょう。)

ユリの最大のサイコパスたるところは、最初から最後まで主人公を自分の物にしたかったってところじゃないでしょうか。

最後は、自分のものにしていなくなるあたりが本当に恐いですね。

そして、ラストのこのセリフが極め付けですね

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このゲームの背徳的で破滅的な関係を物語っているシーンですね。

 

共通ルートについては、割愛していますがこのゲームはそこが楽しみなので…。

メインヒロインとすらまともに付き合えないゲームですが、最初に述べたとおり僕はかなり楽しめましたのでぜひお勧めしたいですね。

システム的には、問題なしですね。

 

あと、カサブランカってユリのことらしいですね。
(花に疎い僕は知りませんでしたが、タイトル通りでしたね)

 

次は、笑って泣ける作品にしたいですね…